ノースサファリサッポロがひどい?炎上の理由は?違法建築の噂も調査

ノースサファリサッポロがひどい?炎上の理由は?違法建築の噂も調査

様々な試みで来場者を集めようとしているものの、経営状況によって閉園に追い込まれている所も増えている動物園。2025年2月、閉園となったノースサファリサッポロが酷かったと話題になっています。今回この記事ではノースサファリサッポロが炎上した理由について紹介していきます。

目次

ノースサファリサッポロがひどいと言われた理由

動物園のノースサファリサッポロは、多くの人から「ひどい動物園」と言われていました。実際に来園した人によると「動物を飼育する環境がひどい」とのことです。

動物と触れ合えることを売りにしていたノースサファリサッポロですが、人に触れられるために鎖に繋がれている動物を見て、「ひどい」や「可哀想」という声も多くありました。

ノースサファリサッポロはなぜ炎上した?

ノースサファリサッポロは、2024年に新たな企画として「色んな動物と一緒に宿泊できる」施設を設立。この施設は、コテージにベッドが置かれ、ケースの中にいる動物と一緒に宿泊できるというもの。この企画をSNSで知った人々からは「動物たちが可哀想」と炎上。その後、署名運動まで発展しました。

ノースサファリサッポロの閉園理由は違法建築

2025年2月、ノースサファリサッポロは札幌市より閉園命令がくだされました。その理由は、必要な許可を得ずに建物を建て、都市計画法に違反した状態で20年以上営業していたから。閉園命令の理由が「粗悪な環境で飼育していたこと」でないことから「札幌市も問題ではないか?」という声もありましたが、札幌市は20年の間、運営会社のサクセス観光に文書や口頭で指導。そのたびにサクセス観光は「改善する」と回答していたが、実際は改善されていませんでした。

都市計画法に違反した建物

ノースサファリサッポロが建築した建物は、都市計画法で開発が制限される市街化調整区域内にありながら、市の行政指導を無視して施設の拡張を続けていました。市が違法と認定した園内の建築物は計156棟と言われています。

運営会社は閉園を決定

札幌市より閉園命令が出されたノースサファリサッポロの運営会社サクセス観光は2025年3月10日に公式ホームページで閉園することを決定したと発表。閉園は9月末を予定としています。サクセス観光は代表取締役を務めていた星野和生氏が辞任し、園長を務めていた目黒清志氏が後任を務めています。

動物たちはどうなる?

運営会社であるサクセス観光は、現在飼育している動物たちを「安全と福祉を最優先に考え、慎重に対応を進めている」「全国各地の動物関連施設様並びに専門家協力のもと随時移動を進めている」と発表しています。

静岡県の「富士花鳥園」で小型動物を飼育する意向

サクセス観光は、静岡県富士宮市で同社が経営する「富士花鳥園」にて小型動物を飼育できないか打診。富士宮市は「動物の種類などを教えてほしい」などと伝えていますがサクセス観光からの返答はないようです。富士宮市長の須藤秀忠市長は「お引き受けする代物ではない」「富士宮でまたそんなことをされても困る」と困惑した様子。厳正に対処すると話しています。

札幌市が立ち入り調査

2025年4月23日、ノースサファリサッポロに札幌市が立ち入り調査を行いました。この調査によると、ノースサファリサッポロで飼育していた動物のうち約4割の640匹がすでに他の施設に引き取られたことが確認済みです。一方で300匹ほど未だに行き先が決まっていない動物もいるようで、閉園後も多数の動物が園内に留まることが確定しています。行き先に関する情報は公開していませんが、無事に他の施設に移送されているようです。

まとめ

今回は、ノースサファリサッポロがひどいと言われた理由や炎上について解説しました。違法建築により閉園することとなったノースサファリサッポロ。2025年9月に閉園予定となっており、飼育されていた動物たちは他の施設へ移動予定となっています。未だに行き先が決まっていない動物もいるようなので、ノースサファリサッポロの今後の動向に注目していきましょう。

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